一年目エンジニア

n年目です。

CEマーキング備忘録

お仕事で毎度CE取得の度に用語やら忘れてるので備忘録。

間違いあるかも知れないので都度更新できたら。

CEマーク

EU市場に製品を流通させるために必要なマーク。


流通させる製品の安全基準にを守ってます、検証してますということを表している。

製品の安全基準

流通させる製品によって安全の基準は異なる。


それがロボットだったり、パソコンだったり、玩具だったり。


例えばパソコンなら、電磁波を出してほかの機械に影響を与えないかことや、静電気で故障しないことなどが安全の基準になる。


安全の基準は色々用意されていて、流通させる製品毎に選ぶ必要がある。


その基準は指令という。


指令

ロボットなら機械指令、パソコンなら低電圧指令などとだいたい決まっている。


しかし、1つの製品に対して1つの指令を適合されるわけではないので注意が必要。


これは製造業者、つまりはメーカ、もっというと担当者が決めることになる。


組み込み系だとEMC指令+低電圧指令など、複数の指令を選ぶ場合もある。

実務的

まずやることは、指令を選ぶことから始める。


EUに流通させるには、製品の用途や仕様が決まった段階で指令を選んでおく(大事)。


発売後に輸出の計画が立ってもそもそも回路や構造が適応していない場合がある。


というかそのパターンの方が個人的な経験では多い。


開発日程がキツイと、CEは発売後に対応しておけば良い、と、とりあえず国内リリース優先ですすめる場合もあるかもしれない。


その場合は、CE対応前後でユーザに不利益がないか、要求を満たせず再設計が必要にならないか、変更はないかなど、結構リスクは高い気がする。


もちろん採算が取れれば別。


適切な指令が選べない場合、不明の場合、専門業者に聞く。

指令の選び方

いろいろな指令には適用範囲がある。指令の初めのほうに書いてある(はず)。


例えばEMC指令なら次のページの条文を読んでいくと、適用範囲がわかる。
article 2 (第2条)あたりを読むとわかる。


chromeブラウザの和訳を使うと英語が苦手でもすぐわかる。
EUR-Lex - 32014L0030 - EN - EUR-Lex


ほかの指令は次のリンクから見るといいかも。


とにかくいっぱいあるので、一通り見た後はscope、つまりは適用範囲を見て自分に関係のあるものをピックアップしておく。

Harmonised Standards | Internal Market, Industry, Entrepreneurship and SMEs



指令を選んだら次は整合規格を確認する。



指令を読んでいくと、どの整合規格に製品を適合させて下さいと記載があるので、その出展となるものを見ていき開発を行うことになる。

整合規格

整合規格は指令を満たすための技術仕様が書いてある。


先のリンクで指令のページに飛んだ後、下のほうに"Commission communication in the framework~~~~"というのがあるので、そちらを参照する。


すると表が出てくるので"Reference and ti tle of the standard"を見る。


ここが整合規格の試験項目の出展のようあものに当たる。


整合規格の見方はいいリンクがあったので張っておく。

整合規格リストの見方 | Assist CE Inc.


整合規格の方はIEC(日本工業規格)で国際規格と対応されてたりする。


次のページは個人か法人か不明だが、大枠を掴むにはいいと思う。


https://www.kikakurui.com/c1/C1010-1-2014-01.html